Dominique Rollinのインタビュー

ちょっと前になりますが、「VELO CLUB」にインタビューが載っていたのでチェック

http://www.velo-club.net/article.php?sid=56452


Vélo-Club.Net : 2010シーズンをどのような気持ちで臨んでいますか?


Dominique Rollin :
1年ヨーロッパで過ごしたので、かなりリラックスしている。
繰り返しだからね。だから今年はクラシックでポディウムに上がれるよう、もうちょっと頑張るつもりだ。
このチームでなら、ルーベで優勝を狙えるだろう。
そこでチームに貢献できたら、と思っている。



VCN : チームの中でのあなたの役割は?クラシックのリーダー?


D.R :
大きなクラシックでは、Thor と Heinrichがリーダーだと思う。
でもセミ・クラシックでは、自分が何かできると確信している。
例えば Flèche Brabançonne とか、チャンスを試したい。



VCN : あなたはステージレースよりクラシック向けの選手?


D.R :
(笑) それは今後わかるよ。どちらかといえばぼくは大柄じゃない?
※大柄・・背か高いだけでなく、重さもある感じ・・ガタイがでかい。



VCN : 身長はどのくらい?


D.R : 1,88 m。だからどちらかといえばクラシック向きな感じなんだ。



VCN : クラシックに惹かれるのは、あなたが大柄だから?それとも何か興味が?


D.R : 実際どちらかといえば、この手のタイプのレースが好きだ。
クラシックは勇気ある選手の舞台だ。(躊躇して)自転車に乗った乱闘みたいなものだ。
ツールだと、自分はちょっと上りが苦手なんだ。
クラシックの方が向いていると思う。


VCN : どんなタイプのクラシック?フランドル、それともアルデンヌ?

D.R : アルデンヌはあまり好きじゃない。でもそのほかは全部好き。



VCN : どこにお住まいですか?ベルギー?それともフランス北部?

D.R : もっと南のスペインだよ!もっとあったかいところだ。



VCN : カナダには時々帰ってますか?

D.R : ほとんど帰ってないよ!
今年は、2つのプロツアーレースに出場するために帰る予定だ。
そうじゃなきゃ、ほとんど機会がない。
カナダの冬は厳しいし。
ヨーロッパにずっといて、なるべく旅行しないようにしているんだ。
レースは移動がつきものだから。



VCN : あなたの自転車でのクオリティーは?スプリント?

D.R : ちょっとルーラーで、ちょっとスプリンター、逃げも好きだ。



VCN : あなたのクオリティーは?

D.R :スプリント力と、加速力。
逃げもそうだし、カーブも得意だ。Bessègesの曲がりくねった道も。(Bessegesの前のインタビュー)
だからそういうコースだと、他にアドバンテージがある場合もある。
それを上手く利用したいけど、これはシーズンはじめのレースだ。
スプリントで勝負もまだしないでおいた。クラシックのために調子を整えるためだ。
このレースは準備のために他ならない。
3日間で、トップ10入りを2回したけど、それは自分がこのレースに来る時期待していた以上のことなんだ。
(彼は(il terminera 5ème de l’étape du jour malgré l’ascension de deux cols de 1ère catégorie).



VCN : カヴェンディッシュに対してツールのポイント賞をThor Hushovd は守るつもりですね。
あなたは彼をアシストするつもりですか?

D.R : 多分、今年のツールには自分は出ないと思う。
今年、Thor 中心にいいチームができているんだ。
ツールにでれるなら、絶対手を差し伸べるよ。
ツールを走ってみたいのは確かだ。
今シーズン終了時、自分がどのくらい成長しているかにかかっている。



VCN : ツールはあなたの夢?


D.R : (笑) みんなのようにちょっとだけね!

VCN : クラシックより?

D.R : いいや。クラシックは自分にあったレースだ。いつか、ルーベで結果を残したい。
それに、ルーベは自分が1年間住んでいた町で、ルーベの自転車クラブで走っていた(ルーベ・メトロポール時代)
その辺も石畳区間もよく知っている。
多分、そのことは今年の自分にアドバンテージをもたらしてくれるだろう。



VCN ; カナダで冬のオリンピックが開催されていますね。
カナダ人として、オリンピックがカナダで開催されることは大事なこと?

D.R :もちろん。でもヨーロッパにいるから、ちょっとだけ辛いね。
もし、お国に住んでいたら、レースの手伝いに行っていただろう。
オリンピックが開催されることは、カナダのスポーツ発展に貢献してくれる。
オリンピック効果でカナダでスポーツがより盛んになってくれることを祈るよ。



VCN : カナダの自転車界はどのようなものですか?


D.R : かなりいい線いっている。
プロツアーレースが2つある。
それは凄く画期的なことなんだ。
ヨーロッパのプロツアーでもカナダの選手が5人いる。(そのうち2人がエトワール・ベセージュに出場)
それにいままでにも沢山の選手がカナダから排出されているし。
これからも世代交代していくと思う。



VCN : 世代交代を語るなんて、まだあなたもお若いですね。あなたは何歳ですか?

D.R : 27歳だよ (笑)まだまだだ。でも世代交代を語る時、ジュニアやユースのことを考えるよ。



VCN : カナダで自転車レースに興味を持っている民間企業はありますか?

D.R : 小さなチームがここ2、3年できてきている。
でも、僕たちが何か大きなことをしないとね。
冬にカナダで自転車で走るのは難しいし(笑)



VCN : 自転車選手としての目標は?

D.R :
「パリ・ルーベ」や「フランドル一周」のような偉大なクラシックで優勝すること!
いつか実現するよ!